――木曜、か……。
今日も学校が終わった後は撮影がある。 撮影……の他に何かあった気もするな。
「おはよ。夕べは寒くなかったか?」
「腹、減ったのか?ちょっと待ってろ……ほら」 「みゃぁ〜」
友達――に、なるのか? なら、あいつは……。 あいつは俺のこと、どう思ってるんだろう。 『友達』? それとも――。
「ん?」
「いや、ちょっと……。おまえこそ早いな。めずらしく」 「めずらしく、は余計でしょ。」 「で?」
「教会に?」 「うん!」
「えっと、見るだけ?」 「見る……だけ?」 「あの教会見てるとね、なんだか不思議な気持ちになるの。なんでかなぁ」
「どんな……う〜ん」
「あの、ね……懐かしいかな、って」 「…………」 「ほら、わたし昔この辺に住んでたから、来たことあるのかも。それに――」 「それに?」
「あっ、みんなよく食べてるね〜。ランもいっぱい食べた?」 「なぁ、蘭――」 「そうだ、珪!ちょっと目閉じて、両手出してくれるかな?」
「……こう、か?」 「うん!えっと……うーんと」
何してるんだ?
「…………」 「お誕生日おめでと。珪」 「覚えて、たのか……」 「あたりまえでしょ!珪はなんで自分は生まれた日忘れるの?『特別な日』でしょ?」 「特別な、日……。ヘンなやつだ、おまえ」 「ひどいなぁ。誕生日が『特別な日』って、珪がわたしに言ってくれたコトバなのに……」
「……いいよ」
「あ……ごめん、ね」 「なんで謝るんだ?」 「気に入らなかった、よね」 「…………」 「ごめ――」 「サンキュ。これ、気に入った。大事にするから」
「あぁ。『特別な日』にもらった、『特別なもの』だからな」
「もどった、な」 「なにが?」 「いつものおまえに」
「えっ!?」 「おまえの……笑った顔」 「あっ……えへへ」 「みゃ?」 「さ、そろそろ教室行くか」 「ま、待って。珪!」
蘭なら――おまえなら きっと…… |
あっはっは! (・・・・・只今おもいっきり反省中・・・・・) ごめんなさい、ごめんなさい…(珪たんゴメンよぉ) |