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僕だけの



外出許可が出て、僕はもちろん、学園に来た。


「借り物競争、か。しかも女装?一夜も面白いことやるよね」


今日はちょうど、オリエンテーションが行われているみたい。


「あっ、悠亜だ」


悠亜、七伎先生と上手くいってるかな?

あんな可愛い格好して、先生惚れちゃうんじゃない?


「悠亜、頑張ってね」


可愛い悠亜のため。

今日は七伎先生をからかったりとかしないように、こっそり、応援だけ。

先生ってば……頬にキス――しちゃってるし。

それより……

千夜、どこかな。

人込みの中には居ないだろうから周りを見てみるけど…


「千夜居ないなぁ」


屋上でサボってたりして。

千夜のことだから、きっとそうだろう。

そう思い、屋上へ向かってみた。


「……居るかな、千夜」



       ◇◇◇



階段を上りきり屋上に辿り着くと、そこには千夜――と、もう一人の姿があった。

千夜が誰かと一緒にサボりなんて……一人だと思ってたよ。

もしかして同室の子かな。

そんな事を考えていたら、もう一人の子が僕に気付いた。

そして、千夜も。

僕は、二人の元へ向かった。


「……なんで、お前がここにいるんだ?」

「やぁ、千夜……元気そうで何よりだね」

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